遠くをみる

先日知人とつい深酒をしてしまい
身体がだるかった。
まずいなぁと思い、
気分を変えようとお風呂に入った。

湯船に浸かり窓から見える広い空をみて、
ふと思い出した。

今も昔も変わらずに
車酔いをする自分にとって
遠足とはとても心の重いものだった。
(日光のいろは坂は本当に地獄の思い出しかない)
遠足の前日憂鬱な自分の姿を見て
母が、
“窓際に座らせてもらい出来るだけ遠くを見なさい。そしたら酔わないわよ”と。

今となっては
なんの根拠があるかわからないが、
当時の自分は藁をも掴む勢いで
その言葉を信じて
移動中は遠くを見続けた。

日々を生きるのに必死で
すぐ前の足元ばかり見る自分は
そんな生活に
少し酔ってしまっていたのかもしれません。

難しいかもしれないけど、
やはり目標や夢を持って生きて行くことは
大切だなと思いました。

でももう日光は行きたくありません。