いない

最近周りの方がお亡くなりになった
話を立て続けに聞いた。
昔より年齢のせいもあり
死に触れる事も多くなってきたんだろうと
思う。

当時保育園生の自分は
バタリアンというホラー映画を見て
初めて死というものを考えた。
その映画には”オバンバ”という
おばあさんのゾンビがいた。
オバンバは、保育園生の僕に
“土の中は暗くて怖いよう”と言った。

ああ人はいつか永遠に無くなって
孤立無縁になるんだ。

それを感じ恐怖した僕は
トイレに籠城し、わんわん泣いた。

家族は3時間以上
用を足せずに大変迷惑だったそうだ。

人が死んで会えなくなるのも
自分が死んで大切な人に会えなくなるのも
とても寂しい。

だから出来るだけ
逢いたいって言おうと思っている。
迷惑かなって躊躇しちゃう事ばかりだし、
もう会えない人もいるけれど。

大切な人にはまた逢いたい。

あれから一度もバタリアンは見ていません。