Be A Good Man

私はきっと良い人間では
ないであろうと思う。

先日は渋谷PLUGにて
「舞台×音楽×VJ(視覚)」
クロスメディアLIVE第2弾
“Be A Good Man”公演
Genius P.J’s×百瀬巡として
ライブと自分は劇中の音楽も
担当させて頂きました。

昼、夜共に満員御礼。
ご来場頂いた皆様、
本当にありがとうございました。

初めて脚本家のケイシさんから
連絡が来たのは、
まだ暖かくなる前。
ここまでGenius P.J’sへの愛情を
熱く語ってくれる方はいたかなぁ。
と思う位の気持ちを頂いた。
そして、異なるジャンルの方々と
今年はやりたいと願っていたので、
今回のイベントに
バイオリンの百瀬巡さんと
出演させて頂くことにした。

今回、ライブと劇が
“各々”では意味が無いと感じていて
(劇が対バンの音楽イベントになってしまうのは違うなと)
可能な限り、劇の稽古や
ミーティング、メールのやり取りを
していた。

稽古での役者陣の熱量をみて、
自分達もさらにギアを上げていかないとやられるなと思った。

普段音楽畑にいる自分にとって、
役者畑の雰囲気とは
本当に独特なものであった。

意見の提案、終わった後のテンションや気配り、
そしてキャラクター、脚本への
深い愛情。
話が脱線してもまたキャラクターへの愛情や自分の想いを語るゾーンへまた戻ってくるのだ。

愛があるなと思った。

ミュージシャンは
1つのライブ、1つの曲、
1つの音に
ここまで熱い気持ちを持っているのだろうか。
考えさせられた。

当日の全体の一体感は
多分今回BE A GOOD MANを
自分も含め、VJのkomadoさん
音響の大谷さん、プラグの
照明、PAさんも、
作ったみんなが
一番感じていたと思う。

劇が素晴らしく進んでいるのを
感じ、これはこの後のライブで
益々バシッと締めないとなと、
良いプレッシャーも正直あった。

ライブ中、
主人公の佐伯の事を考えていた。
懺悔や罪滅ぼしをしたい彼の気持ちは、形は違えど
ある日の自分の気持ちと
同じだった。

正直今だにその気持ちはある。

人は後悔をしたり、
悩み、傷を増やして生きていく。

そのお陰で
このような素敵な出逢いもあるんだなとライブ中少し泣いた。

貴重な時間と経験を本当に
ありがとうございます。

俺は良い人間じゃないけど、
そういう人だからこそ
伝えられるものもあるんだと思った