やきそば

無性にやきそばが食べたくなり、
ガッと作りバクバク食べた。

私の両親は共働きで
母は美容師だったので火曜日休み。
だから日曜にみんなで
何処かに出かける事は
あんまりなかった。

小さい頃、
土曜のお昼は
いつも冷めたやきそばが
置いてあって
それを食べていた。

母はたまに、
“色々楽しい思いをさせてあげられなくて、ごめんね。”と言う。

この言葉を聞くたびに、
辛い。

自分の時間は全くなく、
全てを自分達に注いでくれた。
それが本当に申し訳なかった。

でもとても有難かった。
本当に感謝しています。

おれは母に何を返せてあげられて
いるんだろう。

やっぱりやきそばは
冷めてる方が好きだ。