石をつむ

先日ここ数年の自分の事を
話す機会があった。
自分でも話して改めて
ここ数年の事を思い出した。

もっともっと前に進まなくては。
まだ何にも成せてない。

いつも思っていたが、
改めて整理していくと
色々な方々のおかげで実は
とても貴重な経験をさせて頂いてる事に今更ながらに気がついた。

もっと沢山の人に
自分の音を聴いて貰うには
もっと高い所に
身を置かないといけないと思い、
日々石ころを積んでいた。

それは階段というには
あまりにも貧素で、安定感も無いものだった。

それでもひたすら積んでいた。

この安定感も無い石ころが
凄い高さまで言って崩れた時に
おれは死ぬなと思った。

暫く石ころつむ事を止めていたおれは
先日から
また石ころを積む事を始めた。

この話を聞いてくれて人をみて、
おれがこの石ころから
落下して死んで
みすぼらしい姿になっても、
頑張ったねと
言ってくれる気がした。

またおれは石をつみたい。